備忘録
色々考えた先にあったのは変わらず思考。
答えないものなんて最初から無くて、あるのは答えの見えない事柄だけなんだ。
後戻りはできない、変えることもできない過去の塵芥、嫌なら壊すしかない捨てるしかない。
だからもう辞めることにして、綴じることにして、揺れる頭の中の波打ち際、片足で水面をみる。
親友が死にました。
僕だけが残りました。
罪悪感で苦しむ最中親友に酷似した人と出会いました。
贖罪の機会だと思いました。
けれど簡単にはいきませんでした。
死んだ親友の目と、僕の中の審美眼に睨まれて、不幸を裏切るのを躊躇うのです。
きっと幸せになることを許さないでしょう。
葛藤こそが必要なのでしょう。
簡単な話です、簡単な話です、簡単な話です。
そんな簡単な話を綴じるのです。
親友も聞こえない、僕の中も知らない、僕以外なんて見えない。
ただ目の前の贖罪だけを握る。
結果が握り返されようと離されようとどっちでも構わないです。もちろん離されたら寂しいし悲しいです。
幸せになったら死にます。
振り向いてくれたら生きます。
過程で苦しむだけで答えを出せない貧弱な僕が答えを出す方法は、過程のない極端なことでしか方法はありません。
だから死ぬか生きるかです。
過程という曖昧模糊とした坩堝に浸かるのはもう飽きたので、上下、或いは左右しかない極端な考えで歩きます。
だからイイ人もやめます。
幸せに焦がれるのもやめます。
酔うのもやめます。
信じるのもやめます。
ただ僕というものがあるだけなのです。
天国は痛みを知らないらしい。
地獄は幸せを知らないらしい。
僕はどっちも知りながら境界線上に立ってます。