れとろボックス。

日記。その日の心の備忘録。卓上の言葉たち。

備忘録

色々考えた先にあったのは変わらず思考。

答えないものなんて最初から無くて、あるのは答えの見えない事柄だけなんだ。

後戻りはできない、変えることもできない過去の塵芥、嫌なら壊すしかない捨てるしかない。

だからもう辞めることにして、綴じることにして、揺れる頭の中の波打ち際、片足で水面をみる。

親友が死にました。

僕だけが残りました。

罪悪感で苦しむ最中親友に酷似した人と出会いました。

贖罪の機会だと思いました。

けれど簡単にはいきませんでした。

死んだ親友の目と、僕の中の審美眼に睨まれて、不幸を裏切るのを躊躇うのです。

きっと幸せになることを許さないでしょう。

葛藤こそが必要なのでしょう。

簡単な話です、簡単な話です、簡単な話です。

そんな簡単な話を綴じるのです。

親友も聞こえない、僕の中も知らない、僕以外なんて見えない。

ただ目の前の贖罪だけを握る。

結果が握り返されようと離されようとどっちでも構わないです。もちろん離されたら寂しいし悲しいです。

幸せになったら死にます。

振り向いてくれたら生きます。

過程で苦しむだけで答えを出せない貧弱な僕が答えを出す方法は、過程のない極端なことでしか方法はありません。

だから死ぬか生きるかです。

過程という曖昧模糊とした坩堝に浸かるのはもう飽きたので、上下、或いは左右しかない極端な考えで歩きます。

だからイイ人もやめます。

幸せに焦がれるのもやめます。

酔うのもやめます。

信じるのもやめます。

ただ僕というものがあるだけなのです。

天国は痛みを知らないらしい。

地獄は幸せを知らないらしい。

僕はどっちも知りながら境界線上に立ってます。