れとろボックス。

日記。その日の心の備忘録。卓上の言葉たち。

2019-01-01から1年間の記事一覧

備忘録

色々考えた先にあったのは変わらず思考。 答えないものなんて最初から無くて、あるのは答えの見えない事柄だけなんだ。 後戻りはできない、変えることもできない過去の塵芥、嫌なら壊すしかない捨てるしかない。 だからもう辞めることにして、綴じることにし…

甘く、苦く、赤

どうして辛いんだろう。 どうして苦しいのだろう。 こんなに痛みを感じるのに、こんなにも心が削れ、腐っていくのが分かるのに。 どれも模糊的な感覚を覚えるだけで、はっきりとした痛みの理由まではわからない。激痛ではない、じわじわと侵食するような疼痛…

ひとつ

突然、恐怖に包まれることがある。 精神的には決して包まれる、なんてあたたかな抱擁は一切合切ないので包まれる、という言葉よりは刺されるというほうが適切な表現だ。 こんな表現の遠回し、茶番を序文に書かないといけないくらいに、直接相対することので…

景色が白く、冷たくなっていく。 しんしんとゆっくり降っていた雪たちはいつのまにか風に煽られながら、吹雪となって冬の夜を飛んでいた。 寒さに体を硬ばらせれば、吐く吐息にレンズが曇る。苛々しながら手で吹いて、また吐いてと繰り返していくうちに手も…